3月20日、今日この日Twitterで話題のとある作品が最終回を迎えた。
「100日後に死ぬワニ」
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) 2020年3月20日
100日目 pic.twitter.com/r0Idn9I7mR
きくちゆうきさんの「100日後に死ぬワニ」。1日目から毎日欠かさず読んでいたのだが、これはすごい作品だと私は感じた。
ワニくんが友だちや先輩と過ごす何気ない日常が描かれていて、それは100日後に死んでしまうだなんてとても思えないようなよくある日々の出来事を描いたものだった。皮肉にも死の日が近づくにつれて楽しそうな、幸せそうな描写が増えていったことも100日目のショックを増幅させた。
明日からワニくんの笑顔を見ることはない。
ワニくんはもういない。
100日もの間、それを見ることが毎日の楽しみになっていた私にはまだその実感はない。多分、それを実感するのは明日。101日目が訪れない現実を見つめたときだろう。
ワニくんの死は100日後に訪れるとわかっていても、突然のことのように感じた。99日目までは元気に笑っていたのに。
そう、死は突然訪れる、必ず訪れる。とても残酷なものだ。
このブログを書いている私も、今このブログを読んでいるそこのあなたも、いつそれが訪れるかはわからない。おそらくそれは突然だと思う。
だから私は最期の日になるかもしれない「今日」という1日、今そのときを大切に生きていきたいと思う。目の前にある幸せは永遠ではないから。